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プロジェクトストーリー PROJECTS

当社が手掛けたプロジェクトの担当者が直々に語るプロジェクトストーリー。華やかなだけではない、プロジェクトの裏側にある背景と担当者が感じた想いをお伝えします。入社後に、大きなプロジェクトに携わったときのイメージを持っていただけましたら幸いです。

笑顔の男性社員

CASE 01 Y.O. / 構造設計部

パビリオン・トウキョウ2021
藤原徹平
「ストリートガーデンシアター」

コロナの影響で一旦は中止するも、
オリンピック延期により翌年イベントが再始動

パビリオントウキョウの話が出たのは2019年5月頃、約2年越しでの開催となりました。FUJIWALABOの藤原徹平さんから、SE構法の機構を用いて実現できないかと相談があったことがきっかけです。当初は東京オリンピックに合わせた建築イベントとして2020年3月に開催予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で中止が決定しました。東京オリンピックが1年延期での開催が決定したことにより、翌年2021年1月頃にイベント再始動の連絡がありました。その後、予定通り2021年7月に無事開催することができました。

FUJIWALABOとは過去、入社一年目のときに横浜トリエンナーレ2017でプロジェクトに携わらせていただいたこともあり、社内で話を聞いたときすぐにプロジェクトへの参加を志願しました。

検証につぐ検証、探求の日々。
そして感無量の完成へ

まず意匠デザイナーと構造デザイナーが空間の提案・検証を行い、施工
チームが実現できるかを検証。とにかく繰り返し検証しました。このプロジェクトの中には木造の可能性を探るような、様々な挑戦や思いが詰まっており、関係者一丸となって実現に向けて探求しました。

それだけのプロジェクトということもあって、頭の中で想像することに限界を感じることも。そこで構造、意匠模型を作成してディスカッションを行ったり、プレカット工場の駐車場をお借りしてモックアップを作成したりと、【建築】というテーマを体現的に感じながらプロジェクトを進めていきました。

プロジェクト関係者の考えや思いが徐々に形になっていく過程が非常に有意義に感じました。上棟したときにはプロジェクトメンバーの夢が叶ったようで最高の瞬間でしたね。

プレゼンをする笑顔の男性社員

コロナ・ウッドショック・短工期の三重苦の逆境の状況の中、決断の連続

とにかく新型コロナウイルスによる影響ですね。打ち合わせが普通にできませんでしたから。同時期に木材の輸入制限や価格高騰のウッドショックも起こり、木造で何かをするには危機的な状況でした(笑)。また、工期も短く約一か月しかありませんでした。

失敗が許されない緊張感の中、短期的に決断していかなければならない日々に肝を冷やしていたことを鮮明に覚えています。さらに東京都の都心で行うイベントということもあり、建築関係者だけではなく様々な業界の方々が集い、常に緊張感のある中でプロジェクトが進行していきました。そのときまで建築業界内でしか仕事をしたことがありませんでしたので、初めてのことばかりで、話についていくことがやっとでしたね。

作業風景

プロジェクトごとに深まる経験絆が強くなる仲間たち
かけがえのない財産

いちばんのやりがいはプロジェクトを重ねるごとに信頼のできる仲間が増えていくところですかね。ひとりでは何もできないですから(笑)。このようなプロジェクトは構造設計の枠を超えて、現場や意匠など日々の業務や教科書では補うことが難しい知識をたくさん学ぶことができます。
今でもプロジェクトに携わられた方々とは仲良くさせていただいているんですよ。建築現場に呼んでいただいたり、色々な相談に乗っていただいたりと建築の枠を超えて刺激的で最高の日々を過ごしています。今回のような経験はかけがえのない財産になり、私にとっても自信になっています。

弊社はこのようなイベントやプロジェクトが定期的にありますので、これから入社する社員の方や建築が好きな方にぜひ挑戦していただきたいなと思います!今は沖縄の建築プロジェクトに挑戦中です!今後も様々なことに挑戦していきたいと考えています。

ウッドモデル
笑顔の男性社員

CASE 02 M.I. / 商品開発室

本社移転プロジェクト

本社を品川から赤坂へ移転

私が担当したプロジェクトは、本社を品川から赤坂に移す引越しプロジェクトです。規模は、賃借面積は約940平米、座席数135席です。私の所属する商品開発室にて、オフィスのコンセプト策定から座席のレイアウトや什器の設計・制作・設置、工事管理までを行いました。移転に至った経緯は、業容の拡大に伴い従業員数が増え旧オフィスが手狭になったことです。

さらに会社をより成長させるため労働環境のバージョンアップと、社員のモチベーションの向上が必要だったためです。そもそも私がこのプロジェクトに携わった経緯は、以前より本社移転や改装の際にも参加していたことから。もっとも、私がなんでもやってみたい人だからかもしれません。

前回の移転では感じられなかった「感情」

今回の移転プロジェクトで強く感じたことは、チームで取り組む楽しさでしたね。
前回の移転は2013年で私が入社2年目のときでした。その際は先輩と共に取り組み、いろいろなことを教えていただきながら、そして支えていただきながら我武者羅にプロジェクトに取り組んだことを覚えています。しかし今回は、新入社員を含む後輩と共に取り組みましたので前回と立場が逆転しました。

このプロジェクトは決してひとりでできる内容ではなく、チームワークが必要でした。チームの中にはデザインやレイアウトが得意な人や、予算計画や工事・引っ越しの手配・段取りが得意な人等、いろいろな特徴や特技を持った人がいたので。

私はその中で立場を超えてそれぞれの役割を補填しあい、ひとつの目標に対して取り組むことに楽しさを感じました。それは、以前の移転の際には感じることのできなかった感情だったため、非常に印象に残りましたね。 おそらく年を重ね、自分の立ち位置や見えるものが変わることで感じることのできた感情なのかもしれません。

プレゼンをする笑顔の男性社員

後輩たちの表情・行動・熱量に合わせて接することに

私はなんでも楽しんでしまう性格なので、大変だったとか苦労したと思うことはありません。しかし簡単なプロジェクトではなかったため、後輩には苦労をたくさん掛けたと思います。

しいて挙げれば、自分が楽しいと思うこと・やりがいを感じること・熱意をもって取り組めることと、メンバーそれぞれの想いには良い意味で違いがあるということです。そのため、今回私はそれぞれの個性や想いを尊重したいと思い、注意深くメンバーの表情や行動に目をこらしました。そしてそれぞれ尺度にあった適切な熱量となるよう、後輩たちに接することに注力してみました。

しかし、最終的には後輩の熱量に負ける部分もあり、今となっては笑える経験となりました。

作業風景

蓄積される経験や想いは確実に自分を成長させてくれる

いろいろな人とゼロからモノを作り出すことは、何度やっても楽しいです。できあがる過程の中で、蓄積される経験や想いは確実に自分を成長させてくれるので、機会があれば形式やジャンルにこだわらず積極的に取り組みたいと思っています。

作業風景

日本一をともに目指す明るく前向きなあなたを
お待ちしております

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私たちと一緒に日本一の木構造設計事務所を目指していただけるあなたをお待ちしております。